労働安全衛生法情報「産業医の機能強化等に伴い企業に求められる取り組み」

2019.04.25 (木)

2019年4月から働き方改革の一環として、改正労働安全衛生法が施行され、産業医・産業保健機能の強化が行われています。
従業員の健康確保の観点から産業医の重要性が高まっているので、産業医がより一層効果的な活動を行うことができるように、企業は産業医に対し、以下のⅠ~Ⅲの情報を提供する必要があります。

Ⅰ ①健康診断
    ②長時間労働者に対する面接指導
    ③ストレスチェックに基づく面接指導に関する実施後に講じた(講じようとする)措置の内容に関する
    情報(措置を講じない場合は、その旨・その理由)
Ⅱ 時間外・休日労働時間が1月当たり80時間を超えた従業員の氏名・その従業員の1月当たり80時間を超えた
    時間に関する情報
Ⅲ 従業員の業務に関する情報であって産業医が従業員の健康管理等を適切に行うために必要と認めるもの

情報提供の方法は書面により行うことが望ましいとされており、事前に提供方法を産業医と決めておくとよいでしょう。

また、Ⅰ~Ⅲの情報については企業の中で取扱う人が異なる場合があるため、確実に産業医への情報提供が行われるよう、誰が、どのようなタイミングで産業医に報告をしていくか、流れを作っておくことで提供漏れを防ぎましょう。
なお、産業医の選任が必要ない事業場については、医師または保健師に対して、Ⅰ~Ⅲの情報について、各情報区分に応じて提供するよう努力義務が課されています。

これら以外にも法改正により、従業員に対して産業医の職務の具体的な内容・産業医に対する健康相談の申出の方法、産業医による従業員の心身の状態に関する情報の取扱い方法を周知することが義務付けられました。
周知方法は、常時各作業場の見やすい場所に掲示し備え付けるなど、就業規則の周知方法と同様になります。

産業医等とより緊密な連携を築き、適切に従業員の心身の健康管理をしていきましょう。

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