長時間労働、残業時間について、
悩まれている方は大変多いと思います。
残業時間が多くなればなるほど、
会社にとっては残業代もかさみ、
社員にとっても休息の時間がとれず、効率も下がる、
はたまた体調を崩す要因になりかねない…
と会社と社員の両方に好ましくない環境が出来てしまいます。
緊急時の対応など、必要な残業ももちろんありますが、
「お互いにとって無駄な残業」を減らし、
ワーク・ライフバランスを確立していくことが、会社にとっても社員にとっても有益です。
そこで、長時間労働を減らすための方法を
少しだけご紹介したいと思います。
●一方的な「残業規制」は効果薄
残業対策は会社が一方的に「残業禁止!」と一律に抑制しようとすると、
社員からは「やるべき仕事があるのに…」と
反発を受けてしまい上手くいきません。
このような反発を受けないためには残業の規制よりも
むしろ、短い時間で成果をあげて、結果として残業をしなくなるといった
社員の意識改革が必要です。
今回はその成功事例をご紹介します。
皆さん、IT業界というと
「夜遅くまで働くのが当たり前」
といったイメージが強いかと思いますが、
「Ameba」で有名なサイバーエージェントの成功ケースです。
●成功ケース:成果と退社時間を見える化
同社ではあるテーマを持って残業対策に取り組んだそうです。
その名も「成果MAXで帰りMAX!」。
やりたい、やらねばならない仕事があるのに
残業禁止を唱えるのは風土に合わないとして、
むしろ本人が「ねらった時間」に帰れるような取組みを行ったのです。
実際には「成果MAXで帰りMAX!シート」なるものを作成し、
出したい成果を出せたか、ねらった時間に帰れたかを自己評価し、
それぞれ五段階のお天気マークにて記入したそうです。
例えば、
「仕事の成果には満足だが、帰りが遅くなった日」
成果:晴れ
帰り:雨
といったように記入します。
成果と退社時間を見える化することで本人の気づきを促し、
他のメンバーと共有することで仕事の割振り等がスムーズに進み
結果として残業時間の削減につながったそうです。
●意識改革がポイント。助成金も活用を
このように、社員自らが「限られた時間の中で成果を上げる!」
といった意識になることが、残業時間対策にとっては最も有効と思います。
また、労働時間対策を行った事業に国から助成金が出る場合もあります。
残業時間対策にお困りのお客様、是非ご相談ください。
ワークライフバランスのとれた明るい職場環境づくりをお手伝いいたします。